Questions and Answers

プロV1とプロV1xの違いとは?


どちらのボールが、よりソフト?

2つのモデルを比較すると、プロV1の方がよりソフトな打感になります。ただし「打感」は非常に感覚的な要素で、プレーヤーごとの感じ方にも大きく左右されます。パターでの打感に重きを置くのか、ウェッジショットでの手応えを大事にするのか、それともフルショットでの感じ方か。正解はなく、すべてはプレーヤーの好みの問題になります。

プロV1は、全体的にソフトなコンプレッションを採用しながらも、プロV1xと同じキャスティング製法のウレタンカバーとケース層を備えています。一方、プロV1xはデュアルコア構造により、全体としてややしっかりとした打感が特長です。私たちは、それぞれ異なる内部構造を用いることで、個性あるパフォーマンスを設計しています。プロV1はソリッドコア構造とソフトなコンプレッション、そして柔らかなウレタンカバーの組み合わせにより、非常にソフトな打感を提供。プロV1xは、デュアルコア構造とやや高めのコンプレッションにより、芯を感じるソフトな打感と理想的な中高弾道が特長です。


どちらのボールが、より飛距離が出る?

それはプレーヤーによって異なります。なぜなら、適切にフィッティングされたタイトリスト ゴルフボールが、最も飛距離が出るボールだからです。もし、ゴルフボールを決めかねているツアープレーヤーがツアーのトラックに現れたとしたら、私たちはまずウェッジやアイアンでゴルフボールのフィッティングを行い、最適なボールを決めてからドライバーをフィッティングします。それは、どのモデルであっても最大限の飛距離を引き出すことができるからです。

例えば、2024年にツアー初優勝を果たしたジェイク・ナップはプロV1を使用しています。彼はスイングスピードが非常に速く、スピン量も多いため、プロV1が最適なスピン量と飛距離を両立してくれます。プロV1xもテストしたのですが、プロV1の方が数ヤード遠くへ飛ぶという結果になりました。

一方で、ジャスティン・トーマスは逆のタイプです。よりスピン量を必要とするため、プロV1xを使用することでスピン性能と飛距離のバランスを最適化しています。プロV1を打つと、プロV1xに比べてわずかに飛距離が落ちる傾向にあります。つまり最も飛ぶボールとは、そのプレーヤーのスイングとプレースタイルに正しくフィットしたボールであるということです。


どちらのボールが、グリーンにより鋭く落ちる?      

プロV1xの方が、アイアンやウェッジでのスピン量がより多くなり、弾道も全体的に高くなるよう設計されています。ショット全体を通して高い弾道を描くように設計された空力特性とスピン性能が相まって、プロV1xはグリーンに対してより鋭い落下角度を生み出すのです。その結果、グリーンでしっかり止まるショットが打ちやすくなります。

どちらのボールが、グリーンを狙うショットでよりスピンが入る?          

プロV1xの方が、アイアンやウェッジでのスピン量がやや多めです。タイトリスト ゴルフボールは、複数のレイヤーの関係性を緻密に設計することで、スピン量を細かくコントロールしています。一般的に、柔らかい層が硬い層の上にある構造はスピン量を増えやすく、その逆はスピンを抑える設計となります。プロV1xの方が硬めのデュアルコアを採用し、その上にしなやかなウレタンカバーを配置しているため、グリーンへのアプローチやアイアンショットで、プロV1よりもわずかにスピン量が多くなるのです。


ドライバーショットでスピン量に違いはありますか?       

プロV1プロV1x のティショットにおけるスピン性能に大きな差はありません。わずかにプロV1xの方がスピンが入るというプレーヤーもいますが、基本的にはティショットでは両モデルともに非常に似たパフォーマンスを発揮します。アイアンやウェッジでのショットにおいて、プロV1xの方がややスピン量が多くなる点が、両モデルの違いとして挙げられます。

どちらのボールが、より耐久性がありますか?      

プロV1とプロV1x は、どちらもソフトで耐久性のあるウレタンカバーを採用しています。そのため、両モデルの耐久性に大きな差はなく、どちらも高い水準の耐久性を備えています。

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