シームレスなブレンド設計

アイアンセットは一般的に、プレーヤーズアイアン、ディスタンス系、ゲームインプルーブメント系といったカテゴリーに分けられます。多くのゴルファーは、その中から1つのモデルを選び、PWから4番アイアンまで揃えることが多いでしょう。しかし、番手が長くなるにつれて、性能の差が現れ始めます。飛距離やストッピングパワーのコントロールが難しくなり、ギャップが生まれてしまうのです。

そのため、ツアープロの80％は異なるアイアンモデルを組み合わせた「ブレンドセット」を使用しています。スコアリングクラブには操作性の高いモデルを、ロングアイアンには寛容性の高いモデルを組み合わせることで、すべてのショットで最大のパフォーマンスを発揮できるようにしています。

トレンドではなく、優位性

アイアンのブレンドは、ツアーだけの秘密ではありません。ツアーで実証されたこの戦略は、今こそ多くのアマチュアゴルファーにとっても取り入れるべき選択肢です。

アマチュアゴルファーにとっても同様に、パフォーマンスが不安定になりやすい番手に異なるモデルを取り入れることで、自分のプレースタイルにぴったり合ったカスタムアイアンセットを組むことができます。

戦略的にアイアンセットをブレンドすることで、タイトリストのフィッティングスペシャリストは、バッグのすべての番手に自信を持ってもらえるようサポートします。 そのために生まれたのが「3Dチェックアップ」。飛距離の精度、ばらつきの抑制、落下角度などをすばやく確認でき、ツアープロ同様にアイアンセットの実力をチェックできます。

ブレンドは流行ではありません。すべてのクラブで「自分の数字」を持つということなのです。

すべてのプレーヤーにフィットする選択肢を

複数のアイアンモデルを「用意する」ことと、「連動して機能するように設計する」ことは、まったく別物です。

すべてのTシリーズアイアンは、共通の設計思想（デザインDNA）に基づいて開発されています。トップラインからソール形状に至るまで、番手が変わっても違和感なく、スムーズに切り替えることが可能です。フィッターとプレーヤーが番手ごとに求めるパフォーマンスを見極め、異なるモデルを組み合わせることで、まったく別のタイプのクラブに乗り換えたような違和感なく、理想のブレンドセットを完成させることができます。

なぜブレンドセットが有効なのか

すべてのクラブには、バッグに入る「理由」が必要です。たとえT150の7番アイアンでフィッティングされたからといって、全番手を同じモデルで揃える必要はありません。重要なのは、各番手がパフォーマンスのギャップを埋め、すべてのスイングでベストな結果を引き出せるように設計されていることです。

言い換えれば、自分のゲームに最適な“たった1つ”のモデルを見つけるのではなく、複数のモデルを戦略的にブレンドして、「14本すべてがお気に入り」と思えるセットをつくるということです。

自分だけのブレンドセットを見つけよう

正しくフィットしたクラブは、見た目が美しいだけではありません。どんなショットにも自信を持たせてくれることが本当の価値です。ブレンドか同一モデルかにかかわらず、あなたに最適なアイアンセットをぜひタイトリストのフィッティングを通して見つけてください。