News

ゴルフボールフィッティング 「Green to Tee」①

あなたのラウンドスコアのうち、ドライバーショットは何打ですか?

タイトリストでは“すべてのゴルファーのスコアアップに貢献すること”を目指して、ゴルフボールの開発を行っています。そして、そのスコアにフォーカスするからこそ生まれる独自の製品開発アプローチとして、“Green to Tee”という考え方があります。聞きなれない言葉かもしれませんので、ここで説明してみたいと思います。

ゴルフボールフィッティング 「Green to Tee」

スコアの大半はスコアリングショット とパットで構成されている事実

ゴルフにおいてとかく注目されるのは、ドライバーを中心としたメタルクラブの大きな飛距離です。ティショットでいかに遠くにボールを飛ばせるのか、それもゴルフの大きな楽しみであると思います。しかし、ラウンドスコアという観点でみていくと、このティショットでの飛距離アップは最重要ポイントとはいえなくなります。なぜなら、別表で示したとおりゴルフのラウンドスコアにおいてティショットの打数は14打(+α)にしか過ぎないからです。スコアの大半は、フルアプローチショット、スコアリングショットやパッティング回数で占められている。それはどんなレベルのプレーヤーでも当てはまる事実。つまり、スコアを向上させたければ、パーオン率やアプローチの精度を高め、パットを減らしていくことを最重要に考えるべきなのです。

ゴルフボールフィッティング 「Green to Tee」

“Green to Tee”とは、つまり最も打数を要しているパッティングやグリーン周りのアプローチでの性能を最重要視し、フルアプローチショットでの精度を高め、その上でティショットでの飛距離についてもバランスをとってニーズを満たしていくゴルフボールの設計思想になります。その逆に当たるのが、ティショット(ドライバー)の飛距離を優先し、その上でアプローチとパットを考える“Tee to Green”の考え方。進む方向が異なれば、当然出来上がるゴルフボールにも違いが出てきます。ロングショットでは同じように飛ぶボールでも、グリーン周りになると如実に性能差が表れる。それがホールのどちらからゴルフボールの理想を追い求めているかの違いなのです。

スコアリングショットとは、パーオンを狙うフルショット~カップインまでのショット、ストロークのこと。