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【Tシリーズアイアン コラム】
「ロングアイアンでもグリーンに止める」
スコアアップへ導くアイアン弾道とは?

グリーンに止める理想の落下角は約45°~55°
落下条件まで追求したTシリーズアイアン

Tシリーズアイアンは、独自の3D FOCUS ELEMENTSを実現するために設計されています。その3Dとは次の英単語の頭文字です。

  • Distance[縦の飛距離(キャリー)]
  • Dispersion[方向性(左右)のブレ]
  • Descent[落下角度]

初速・打ち出し角・スピン量などの初期条件と同様に、この三要素を各番手で最適化していくことが、Tシリーズアイアンの開発基盤となっているのです。

アイアンショットにおいて、縦の飛距離(キャリー)のバラツキと方向性(左右)のブレを抑えていくことが重要であることは言うまでもありません。しかし、タイトリストではもう一つのD、DISCENT ANGLE(落下角)もスコアメイクにとっては欠かせない要素であると考えています。しっかりとグリーンまでキャリーさせ、グリーン上にボールが止まるパフォーマンス。これこそ、タイトリストがスコアメイクにおいて重要視しているグリーンストピングパフォーマンスです。

落下角とは、弾道の最高到達点からグリーン(あるいは目標エリア)に対して、ボールがどのような角度で落ちていくかを示したデータになります。グライダーのように緩やかに鈍角で落ちていくのか、垂直に近い角度でカップの真上から落ちていくのかでは、どちらがカップ付近に止まりやすいでしょうか?最高到達点が低ければ、落下角は緩やかになり例えグリーンに到達できてもランが出てカップを通り過ぎてしまいます。

タイトリストでは常に番手ごとの最高到達点を注視し、各番手の落下角が45°~55°程度になることを大きな開発目標としており、Tシリーズの各モデルは、番手毎の高さ(打ち出し/最高到達点)に違いが出るように設計されています。とくにロングアイアン領域(#3~#5)ではその違いが明確です。

実戦で取り入れるツアープレーヤーも増加中
ロングアイアンのコンビネーション

PGAツアーでは近年、「T100」アイアンの使用率が非常に高くなっていますが、この背景にはアイアンの基本セットとして「T100」を選択するプレーヤー(ジョーダン・スピースなど)だけでなく、ロングアイアンだけを「T100」にする、いわゆるコンビネーションスタイルを選ぶプレーヤーが増加していることがあります。

例えば、ジャスティン・トーマスも「620MB」を基本セットとしながら、#4アイアンだけを「T100」にしていますが、この選択について彼は「より確実に、カップ付近にボールを止めるため」と説明しています。彼が課題としていたのは、“左足下がりのライから#4アイアンでボールをグリーン内に止める”こと。通常のライからではなく、ボールが上がりにくい状況下でもしっかりとボールをカップ付近に止めておきたい。そのために、「620MB」よりも打ち出し角度が高くなりやすく、高初速で弾道の最高到達点が高くなりやすい「T100」をコンビネーションすることを決めたのです。

NEW Tシリーズアイアン(T100、T100・S、T200)は、こうしたコンビネーションスタイルを念頭において、各モデルのブレード長を「620MB」に合わせてデザイン。複数モデルを組み合わせても、アドレスした時の印象が変わらないように配慮しています。

ブレード長をそろえることで、モデルごとに違和感なく構えられるように設計

アイアン選びにおいて最初に気になるのは、飛距離性能であるかもしれませんが、厳密には狙った距離を、狙った方向に飛び、落ちた場所にしっかりと止まることが理想のアイアン弾道ということになります。ロングアイアンを含めた各番手で、グリーンまで運んで止める弾道を打つことができれば、ベストスコア更新が見えてくるのです。

タイトリストのNEW Tシリーズアイアン フィッティングイベントでは、飛距離だけでなく、DISCENT ANGLE(落下角)までを含めてしっかりと検証いたします。そのうえで、一人ひとりのスコアアップへと導くセッティングをご提案。もちろん、基本セットとロングアイアンを異なるモデルで組み合わせるコンビネーションも可能です。ぜひご体感ください。

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