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フィッティングコラム vol.5:スタイルが決めるソールのグラインド。

日本各地のゴルフショップやゴルフコースでボーケイウェッジのフィッティングイベントがスタート。そのフィッティングプログラムを担当する、ウェッジフィッターの三瓶大輔(みかめ だいすけ)がウェッジ選びのポイントを6回に分けてお送りします。

※掲載画像のウェッジは旧モデル

あなたはフェースを開いてアプローチをしますか?

ボーケイデザインには、数種類のソールグラインドが用意されています。今回は、その理由について紹介してみたいと思います。

ボーケイデザインウェッジ特有のソール形状のバリエーションは、ツアープレーヤーはもちろん、一般ユーザーも含めたフィールドテストによって、長い時間をかけて構築されてきたものです。このソールのバリエーションが、プレーヤーごとのアプローチスタイルの多様性、タイプを表しているといえます。

ボブ・ボーケイは「バウンスを味方につけたアプローチ」を提唱しています。このため、基本的には開かなくてもバウンス効果がソールの全面で発揮される“Fグラインド”を推奨しています。一方、プロツアーにはフェースを開いて使うことで弾道高さをコントロールするプレーヤーも少なくありません。こうしたプレーヤーに対応するため、フル・バウンスの“Fグラインド”基準に、フェースを大きく開くプレーヤー向けの“Mグラインド”、“F”と“M”の中間タイプともいえる“Sグラインド”をラインナップに加えていきました。フェースを開いて使うほど、実効的なバウンスは強くなるため、トレーリングエッジを削りバウンスリアクションを適正化したのです(このためフェースを開かず使う場合、“Mグラインド”ではバウンス効果を受けにくくなります)。

適正なバウンス角度とソール形状は、アプローチスタイルによって異なります。タイトリスト ウェッジフィッティングで様々な組み合わせをお試しください。
(フィッティング担当/三瓶)

ソールのトレーリングエッジ側に削りのない“Fグラインド”がボーケイウェッジの基本ソール。

トゥ・ヒールのトレーリングエッジ側を削った“Mグラインド”。フェースを開く前提のグラインドのため、スクエア軌道では“Fグラインド”に比べバウンス効果が弱くなります。



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