News

タイトリストのロングゲームフィッティングとは?

タイトリストのクラブフィッティングには、「ドライバー」「ロングゲーム」「アイアン」「ウェッジ」の4つのカテゴリが存在しています。今回はその中の「ロングゲーム」フィッティングに注目し、フェアウェイメタルやユーティリティメタルでのショットを成功へ導くために、フィッティングスペシャリストがどのようなポイントを重視しているか。その考え方についてご紹介します。

「皆さんは何番アイアンまで、自信を持って打てているでしょうか?」

タイトリストのロングゲームフィッティングは、このような問診から始まります。何をもって“打てている”とするのかが曖昧では答えにくいかもしれませんので、もう少し具体的に質問をしたいと思います。

「皆さんは何番アイアンまで、①狙い通りのキャリー(飛距離)を出し、②グリーン上にボールを止めることができているでしょうか?」

いかがですか? もちろん、タイトリストのロングゲームフィッティングでは自分では判断ができない!という方には、その判定からサポートしますのでご安心ください。

上記質問の「①狙い通りのキャリー(飛距離)が出ること」と「②グリーン上にボールを止めることができること」は、そのままタイトリストのロングゲームフィッティングにおける最終目標となる、重要事項です。そのために、しっかりとした弾道高さを確保できる適切な「打ち出し角度」と「落下角度」が得られるロフト角とヘッドモデルを選択することがロングゲームを成功に導き、ベストスコアに近づくための近道となります。

POINT①
グリーンに止められるアイアン番手の上限と、最もロフト角の小さいフェアウェイメタルの飛距離ギャップを把握する。

ロングゲームを成功に導くゴルフクラブセッティングを構築するためには、「使用するアイアンを決定する」ことが最も重要となります。タイトリストではアイアンモデルを変更する可能性がある場合は、ロングゲームフィッティングよりも前にアイアンのフィッティングをすることを推奨しています。その理由は、先の質問にある通り、「①狙い通りのキャリー(飛距離)」が出て、「②グリーン上にボールを止める」ことができるアイアン番手の上限を知ることが、ロングゲームフィッティングのスタートになるからです。

それでは、アイアン番手の上限が決まった後のプロセスに進んでいきます。次にキャディバッグの中で、ドライバーの次にロフトが小さいクラブは何でしょうか? そのクラブの平均飛距離(キャリー)を明確にしてください。

例えば、しっかりグリーンに止められるアイアン番手の上限が6番アイアン(平均キャリー170ヤード)だったとして、ドライバーの次に来るフェアウェイメタルが3Wの平均キャリー220ヤードだった場合、その間の飛距離ギャップは50ヤードになります。

タイトリストのロングゲームフィッティングでは、ドライバーの次の番手〜アイアン番手の上限の飛距離ギャップが30ヤード以内ならば、その間に「1本」のクラブを加え、30〜40ヤードならば「2本」、40ヤード以上の差がある場合は「2本以上」のクラブを加えることで、ロングゲームに必要な飛距離範囲をカバーできると考えています。つまり、上記例の50ヤードの飛距離差があるケースでは、3Wとアイアンの間に、「2本以上」のクラブが必要ということになります。

POINT②
しっかりとキャリーが出せる「打ち出し角度」を知る。

ロングゲームではウェッジと異なり、強烈なバックスピンでボールを止めることができません。このためしっかりとグリーンでボールを止めるためには、弾道の最高到達点を高くし、グリーンに対して鋭角にボールを落下させていかなければなりません。タイトリストでは、その基準となる推奨落下角度を40°以上としています。

ドライバーの次の番手からアイアンの番手上限を埋めるゴルフクラブには、次のような選択肢があります。

  • A.使用アイアンよりもボールが上がりやすい、他のアイアンのロング番手
  • B.ユーティリティアイアン
  • C.ユーティリティメタル
  • D.フェアウェイメタル

PGAプレーヤーのゴルフクラブセッティングを見ても、ロングゲーム領域では複数モデルのコンビネーションであることがわかります。

例1 ジャスティン・トーマス

  • ドライバー:TSR3
  • フェアウェイメタル:TS3(15°)、915FD(18°)
  • アイアン:T100(#4)、MBプロトタイプ(#5~9)
  • ウェッジ:ボーケイ・デザインSM9 (46-10F、52-12F、56-14F、60T)

例2 ジョーダン・スピース

  • ドライバー:TSR2
  • フェアウェイメタル:TSR3(15°)、915FD(18°)
  • ユーティリティメタル:TSi2(21°)
  • アイアン:T100(#5~9)
  • ウェッジ:ボーケイ・デザインSM9 (46-10F、52-08F、56-10S)、ボーケイ・デザインプロトタイプ(60°)

ジャスティン・トーマスはMBアイアンをメインに、それよりも打ち出し角度が高く、スピンが適正になるT100の4番アイアンを組み合わせるスタイル。ジョーダン・スピースはT100アイアンをメインに、4番アイアン領域をユーティリティメタルとすることで、フェアウェイメタルとのギャップを埋め、グリーンにしっかりとボールを止められる高弾道を獲得しています。

例3 ジェシカ・コルダ

  • ドライバー:TSR4
  • フェアウェイメタル:TSi2(16.5°)
  • ユーティリティメタル:TSi2(21°)
  • アイアン:T200(#4)、T100(#5〜#9)
  • ウェッジ:ボーケイ・デザインSM9 (46-10F、50-12F、54-14F)、WedgeWorks(58°T)

また、LPGAツアーでは、ジェシカ・コルダのようにT100アイアン(#5-#9)とT200 LONGユーティリティアイアン(#4)をコンビネーションするだけでなく、ユーティリティメタル(21°/TSi2)を効果的に組み合わせることで、ロングゲームにおいて抜群の精度と大きな飛距離を得ることに成功しているケースも多く見られます。

アイアン、ユーティリティアイアン、ユーティリティメタル、フェアウェイメタルでは同じロフト角表示であったとしても、重心設計の違いによって実際の打ち出し角度には差が出てきます。

一般的には、同じロフト角の場合、フェアウェイメタル→ユーティリティメタル→ユーティリティアイアン→ワイドソールアイアンの順で、打ち出し角度が低くなります。これは重心深度の違いによるものです。

また、各カテゴリー内でもモデルによって同じようなロフト設定でも打ち出し角度が変わってきます。例えば、TSRユーティリティメタルの場合、ヘッド体積が最も大きいTSR1ユーティリティが最も打ち出し角度が高く、見た目も大きく安心して構えることができます。一方、TSR3ユーティリティはソール幅が最も狭く、弾道高さを抑えやすい特徴を持っています。ソールのSureFIT® CGウェイトで重心位置を精密に調整し理想弾道を追求できることも大きな特徴になっています。TSR2ユーティリティはTSR3と同じような弾道コントロール性を持ちながら、やや大きめのヘッド形状によって高い許容性と安心感あるアドレスルックを提供します。

POINT③
ロングゲームの成功は、フィッティングから始まる。

しっかり打てるアイアンの番手上限を知る。ドライバーの次のフェアウェイから使える最小ロフトクラブを知る。そして、両者のギャップを埋めるモデルやロフトを決めていく。これらをプレーヤー自身が机上で行うのは、とても難しいことです。

タイトリストのゴルフクラブ ラインアップをみても、アイアン、ユーティリティアイアン、ユーティリティメタル、フェアウェイメタルにはそれぞれ3モデル以上の選択肢があり、そのモデルに細かなロフトラインアップがあります。これはここまでの選択肢がなければ、多様なプレースタイル、プレーヤーニーズを満たすことができないからです。

狙い通りのキャリー(飛距離)を出して、グリーン上にしっかりボールを止める。そのためにどのようなモデル、ロフトを選べばよいのか? タイトリストのロングゲームフィッティングでは、構えやすいルックスを持ち、打ち出し角度と落下角度が最適になるモデルを提案することで、ベストスコア達成に貢献していきます。

POINT④
ゴルファー1人ひとりの悩みを解決するための提案をする。

高さが出て、しっかりとボールをグリーンに止めるモデルを提案するのがロングゲームフィッティングの基本ですが、もちろん、ゴルファー固有の悩みを解決するためのクラブ選びも提案しています。

【フィッティング例1】

“とにかくフェアウェイから最も距離が稼げるクラブが欲しい!”というプレーヤーに対し、高さではなく、とにかくボール初速が高く、ランが多く出るモデルを提案。とにかくアイアンでグリーンに届く距離まではこれ一本!という、安心して頼れるベストモデルを提案します。

【フィッティング例2】

“ドライバーショットに苦手意識がある!”というプレーヤーに対して、ミニドライバー感覚で使用できるTSR2+フェアウェイメタルを提案します。TSR2+フェアウェイメタルは大きめのヘッドシェイプで、ティアップ時でも思い切ってフルショットできる安心感を備えています。また、ロフトも通常の13°の他、タイトリストロングゲームフィッティング専用ヘッドとして、14.5°を選択することも可能です。

ロングゲーム領域をベストパフォーマンスに導く、タイトリストのモデルラインアップ。フィッティングスペシャリストがマンツーマンで行うロングゲームフィッティングを活用して、最適なコンビネーションを手に入れてください。

ゴルフクラブ フィッティングについて詳しく見る