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世界のフィッティング エキスパートが集結!
ツアーレベルのウェッジフィッティングを体験

10月、PGAツアー『ZOZOチャンピオンシップ』に合わせてボーケイ・デザイン ウェッジのエキスパートが世界中から集まりました。そして、「TEAM TITLEIST Vokey Tour Experience」を開催し、TEAM TITLEISTメンバーの皆様とともに過ごしました。

今回は、千葉県の「ザ・カントリークラブ・ジャパン」の広大なプラクティスエリアにおいて、ツアープレーヤーと同レベルのウェッジフィッティングを体験&見学していただくイベントを開催。約30名のTEAM TITLEISTメンバー(事前募集/抽選)にお集まりいただきました。

世界のツアーでプレーヤーサポートを行うエキスパートたち

今回のイベントでメンバーへのフィッティングサポートを行ったのは、PGA(米国)、JGTO(日本)、DPワールド(欧州)、KPGA(韓国)の各ツアーを担当するボーケイ・デザインウェッジのツアーレップの面々。これにボーケイ・デザイン ウェッジのグローバルマーケティング責任者と製品開発責任者、さらに国内のフィッティングスペシャリストが加わる特別なサポート体制で、TEAM TITLEISTメンバーの皆様にボーケイウェッジのロフトとグラインドのコンビネーションについて直接ご紹介させていただきました。

左から、ウィル・ハービー(欧州ツアー担当)、岩国誠之(日本ツアー担当)、アーロン・ディル(PGAツアー担当)、ジン・クー(韓国ツアー担当)
左から、コーリー・ジェラード(ボーケイウェッジ グローバルマーケティングディレクター)、ケビン・タシストロ(ボーケイウェッジ 製品開発ディレクター)

世界のツアーレップたちによるフィッティング体験

パート1:ツアーフィッティング デモンストレーション

初めに今回のイベントでは、PGAツアー担当のアーロンと欧州ツアー担当のウィルがそれぞれ、Team Titleistメンバーの代表者1名ずつに、マンツーマンでウェッジフィッティングデモンストレーションを行いました。芝の上からプロV1・プロV1xを使い、弾道計測器でデータを取りながら、フィッティング用のSureFit®システムを搭載したSM9を活用し、様々なヘッドやシャフトを組み合わせながら、ツアーさながらの綿密なフィッティングが展開されました。

パート2:ボーケイ グラインドエクスペリエンス

その後、すべての参加メンバーが、ボーケイウェッジの様々なロフトやグラインドを体験しました。5つのグループに分かれて、異なる距離やライコンディション別にSM9のグラインドの違いとパフォーマンスを体感。世界のツアー担当が、それぞれの参加者に助言しながら各プレーヤーにマッチするグラインド探しのお手伝いをしました。また、最後にはツアー担当・開発担当スタッフから直接、ウェッジ選択に対するアドバイスや質問についてお答えしました。

体験者の声

野田様
「これまではFグラインド主体で使用モデルを選択していましたが、今回、マンツーマンでフィッティングしていただき、58°モデルはMグラインドやTグラインドでも結構打ちやすいことがわかりました。またライ角、長さの重要性にも気づくことができました」

鈴本様
「今回のフィッティングはテストしているモデルの詳細を知らされず、打った結果のみで選択していくスタイルでした。その結果に推奨されたウェッジコンビネーションは、これまでの自分の先入観を覆すものでした。ロフト・グラインドはもちろん、ライ角や長さ、シャフトによってもこんなに結果とフィーリングが違うのかと驚きました」

PGAツアー担当が教えるウェッジ選びのポイント

回答者/アーロン・ディル(PGAツアー担当)

[POINT 1] ウェッジコンビネーションは、ロフト角ではなくキャリーで見極める

「目安としてロフト間隔を4°〜6°にすることを推奨していますが、最も大切なのはウェッジ間の飛距離ギャップです。フルショットを基準にPWからLWまでを10ヤード〜15ヤード刻みのキャリーで繋ぐことができればベストです。実際に打った時の飛距離が大切なのです」

[POINT 2] 必ず様々な場所から様々なアプローチスタイルで打ってみる

「フィッティングによって大まかなウェッジ候補が決まった後は、可能な限り様々なライコンディション(フェアウェイ・グリーンサイド・バンカー・ラフなど)と距離からボールを打ってみることが大切です。その際、必ず良いコンディションと悪いコンディションの両方でテストしてください。様々な状況からラウンドで使う可能性があるすべてのアプローチパターンを実践してみることで、グラインドの違いにも気づくことができます」

[POINT 3] ハイバウンスとローバウンス の2タイプを持っていると安心!

「アマチュアゴルファーの多くは、ハイバウンスが良い!となれば全てのウェッジをハイバウンスに、ローバウンスが合う!となればすべてをローバウンスにしてしまいがちですが、私はセットの中にハイとローの2タイプを入れておくことをお勧めします。例えばバンカーで使用するSW(サンドウェッジ)(54°〜56°)はハイバウンス(F、S、 K、D)。グリーンサイドのアプローチで使うLW(ロブウェッジ)(58°〜60°)はローバウンス(M、L、T)にしておくイメージです。ツアープレーヤーの多くがハイとローの組み合わせでウェッジをコンビネーションしていますし、練習ラウンドでバンカーの砂質やラフの長さ、地面の硬さなどをチェックし、試合毎にハイとローを入れ替えるプレーヤーも珍しくありません」

[POINT 4] ノーメッキもメッキ仕上げもスピン量は変わりません

「ツアープレーヤーの多くがノーメッキモデルを使用しているからか、ノーメッキの方がスピンパフォーマンスが優れているのでは?という質問も出ました。しかし、メッキの有無がスピンパフォーマンスに影響を与えることはありません。かつては、メッキをかけると溝のエッジがわずかに鈍角になってしまうこともありましたが、現在の製造プロセスではルール適合内で最大限の鋭さを確保すべく、メッキをかけてもノーメッキ同様のシャープなエッジに仕上げています。さらに、熱加工を施して溝の寿命を長く保つようにしています。ツアープレーヤーにノーメッキウェッジが多いのは、ツアーバンで個別にソールやシェイプを削って渡すケースが多いため。メッキがかかっていると削った時に色ムラができてしまい、均一なヘッドに見えなくなってしまうからなのです」

あなたもタイトリスト ウェッジフィッティングを受けてみよう!

今回はPGAツアー開催に合わせた特別なフィッティングイベントとなりましたが、タイトリストでは国内の拠点において、ツアー同等の内容で行うウェッジフィッティング(有料)を随時実施しています。ぜひご利用ください。

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