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ツアープレーヤーが評価するSM10の進化ポイント

PGAツアー2024シーズンの開幕戦からツアーデビューしたNEW ボーケイ・デザインSM10ウェッジ。シーディングから2ヶ月が経過し、そのパフォーマンスの高さに世界中のツアープレーヤーから驚きの声が上がっています。

タイトリスト ブランドアンバサダーのジョーダン・スピースは、NEWモデルへのスイッチに慎重なプレーヤーとして知られていますが、昨シーズンまで愛用し使い慣れているSM9ウェッジを自宅に残し、SM10ウェッジ4本を持って開幕ゲームへとやってきました。

「私はウェッジで非常に低くボールコントロールすることを望んでいます。その点、SM10ウェッジではギャップウェッジ(52.08F)とピッチングウェッジ(46.10F)において、より抑えた弾道でさらなる安定性が得られるようになりました。アドレスでもよりスクエアに構えやすくなり、ピンに対して自信を持って攻められるようになったのです。ショットに集中できるヘッド形状などの小さな改良も、客観的にみればウェッジの大きな進化であると言えると思います」(スピース)

同じく開幕ゲームからSM10ウェッジ4本にスイッチしてプレーしている、タイトリスト ブランドアンバサダーのマックス・ホーマも、SM10ウェッジの魅力は弾道を低く抑えられることにあると言っています。

「60°のウェッジで意図的ではなく、ごく自然に低めの弾道に抑えることができること。それが私にとっての大きなチェックポイントとなっています。低い弾道で、より多くのスピンがかかったままボールをグリーンにランディングさせることが、新しいウェッジに最も期待することなのです。SM10ウェッジは理想的な低めの弾道とスピン性能を両立しながら、使い慣れたソリッドなフィーリングをキープしてくれるのです」(ホーマ)

また、3月、日本人プレーヤーとして「ニュージーランドオープン」で見事ツアー初優勝を果たしたタイトリスト ブランドアンバサダーの幡地隆寛プロも、SM10ウェッジの大きな進化を実感しているプレーヤーの一人です。

「SM10ウェッジを初めて打った時にまず思ったのは打感のやわらかさ、そしてさらにしっかりとフェースにボールが乗ってくれることでした。スピンの入った低い弾道を打ちやすくなったのです」(幡地)

3選手のコメントを聞いただけでもSM10ウェッジへの絶大な信頼がさらに進化した低弾道パフォーマンスにあることがわかります。一般的にハイロフトウェッジは、ロフト角が大きく付けられているぶん高弾道になるのが当たり前と思われていますが、ツアープレーヤーは逆にウェッジには低い弾道を望んでいるのです。二律背反のようにも思えますが、その理由についてマックス・ホーマが具体的に語ってくれています。

「確かにロフトの大きいロブウェッジやサンドウェッジでは、風船のようにボールがふわっと高く打ち出されてしまうことが当たり前です。でも、だからこそよりフラットな弾道で打つことができるウェッジに特別感を抱くのです。低く打ち出して、より早くグリーンにランディングさせることができれば、強いバックスピンでカップ側にボールを止めることができますからね」(ホーマ)

同じ距離をキャリーさせる場合、滞空時間の長い高弾道ボールほどバックスピンが解けグリーンに止めにくくなってしまいます。ツアープレーヤーたちは目の前のハザード(バンカー、池、マウンド、ラフなど)を確実にクリアできるだけの「必要最低限の高さ」をイメージし、強いバックスピンをキープしたままできるだけ早くグリーンにランディングさせたいと願っているのです。

では、SM10ウェッジを開発したチームボーケイのエンジニアたちは、どのようにしてこの難問をクリアしていったのでしょうか?

ボーケイウェッジ独自の重心設計が
ロブウェッジで弾道を低く抑えられる最大のポイント!

まず、ボーケイ・デザインSM10ウェッジでは、タイトリスト独自の重心設計(プログレッシプ CG/フォワードCG)を進化させて、さらにロフト毎の最適重心設定を追求されている点が挙げられます。SM10ウェッジではPW・GW(46°~52°)のヘッドサイズをややコンパクトにし、短いホーゼルとすることで重心をフェースセンター付近に設定、フルショットでより一貫した弾道が得られるようになっています。一方、SW・LW(54°~62°)ではフォワードCGデザインと長めのホーゼルを採用して、より重心を高く目標方向側に設定することで、弾道高さをコントロールし、安定性を高めているのです。

とくに、ツアープレーヤーたちが低めの弾道を要求するロフトモデルが54°以上のサンド・ロブウェッジになります。ロフトが大きいモデルほど構造的に深重心になりやすく、フェース面上の重心も低くなりがちに。これによってインパクトではさらにロフトがついて入りやすく、ボールがフェース上に乗りにくいため、バックスピンの少ない高い打ち出しのアプローチ(俗に言うポッコン)になりやすいのです。

チーム ボーケイのエンジニアは極端に前重心化した実験用ウェッジなどを作成し、あらゆるテストを繰り返しながら、ハイロフトウェッジでの最適な重心設計を追求してきました。その最新の答えがSM10ウェッジのサンド・ロブウェッジに採用されているフォワードCGデザインなのです。

幡地プロが語った「さらにしっかりとフェースにボールが乗ってくれる」という評価も、インパクトでロフトが大きくなりにくいSM10ウェッジだからこそ生まれるもの。ロフト通りのインパクトとなることで、フェースとボールとのしっかりしたコンタクトが可能となり、研ぎ澄まされたシャープな溝と極めて高い平面精度を誇るフェースのパフォーマンスも最大限に発揮できるようになったのです。

最後にSM10を初めて体験した海外ツアープレーヤーたちの様子もお届けします。ぜひご覧ください。

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