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スコッティ・キャメロン プレーヤーの半数に選ばれる、ツアーマレットの最高峰「PHANTOM」が新登場

PGAツアーにおいて常に高い使用率をキープしているスコッティ・キャメロン パターですが、世界最高の舞台では現在どのようなタイプのパターが多く選ばれているでしょうか?

パターの種類には大きく分けて2つのカテゴリーが存在します。一つはいわゆる伝統的な形状の中で一貫性と優れたフィーリングを目指す“ブレードタイプ”。もう一つが既成概念に囚われずに独創的な形状で革新のパフォーマンスを追求する“マレットタイプ”になります。

スコッティ・キャメロン パターにおいても、現在は“ブレードタイプ”の『SUPER SELECT』シリーズと、マレットシリーズの『PHANTOM』を2本柱として展開。それぞれの中でさらに細かいニーズ、ストロークパターンにフィットするモデルをラインアップしています。

では、現在のPGAツアーにおいて“ブレードタイプ”と“マレットタイプ”は、どちらの使用者が多いのでしょうか? 答えは「50:50」。スコッティ・キャメロンパターはオーセンティックなイメージが強いため、人気モデルも“ブレードタイプ”に偏ると思われていた方も多いかもしれませんが、実際はマレットタイプの『PHANTOM』シリーズも、同じように高い支持を受けているのです。

『PHANTOM X 5』のプロトタイプを長く愛用しているジャスティン・トーマスや高慣性モーメントモデルの『PHANTOM X 11』に絶大な信頼をおいているマックス・ホーマ、今年ニュージーランドオープンで初優勝した幡地隆寛も『PHANTOM X 11』のプロトタイプを選択して快挙を達成しています。改めて考えてみると意外にマレットモデル派も多く存在する。それが現在のプロツアーなのです。

感性を大事にするスコッティ・キャメロン『PHANTOM』シリーズ

プロツアーでマレットパター使用者が増えている背景には、タイトリスト マスタークラフトマンであるスコッティ・キャメロンの開発哲学が大きく影響しています。

通常、大型のマレットパターというといわゆる“フェースバランス”をイメージするかもしれませんが、スコッティ・キャメロンはこのフェースバランスデザインについても、明確な哲学を貫いています。

「パターには(ルール上)必ずライ角をつけなくてはなりません。そして、シャフトにライ角がつく以上ストローク中のヘッド軌道はイン・トゥ・インとなるのが普通。もちろん、ヘッドの重心設計によって円弧の大きさには違いがあります。しかし、慣性モーメントの大きなマレットパターだからと言って、ストロークが“真っ直ぐ”になることはないのです」(スコッティ・キャメロン)

ライ角がついたパタークラブだからこそ、パターの重心角は必ず“トウフロー(指でバランスをとった時にトゥ先が下を向く)”ではなくてはならない。これがスコッティ・キャメロンの信念なのです。

長く“ブレード”を愛用してきたジャスティン・トーマスも、スモールスラント/ジェットネックを溶接した『PHANTOM X 5ツアープロトタイプ』に出会ってから、マレット派の仲間入りを果たしています。これは一般的なマレットモデルに採用されるダブルベントシャフトではなく、ブレードモデルのような短いネックにすることで“トウフロー”が大きくなり、マレットヘッドでありながら“ブレード”と同等の操作性、つまりイン・トゥ・インの軌道でストロークを行うことができるからです。

2024年3月に新登場したNEW PHANTOMシリーズでは『5』『7』『9』『11』の4ヘッド形状を展開しますが、それぞれのヘッドには必ず複数のネックのバリエーションをラインアップしています。

パターはネックの位置や長さ、傾きによって同じヘッド形状でも重心角が変わります。スコッティ・キャメロンはまず、複数のヘッド形状を用意することで構えやすさや操作性に大きく関わる慣性モーメントの大きさを選択しやすくし、さらに各ヘッドタイプにネックのバリエーションを用意することで、プレーヤーの感覚やストロークにさらにマッチしたものを提供できるようにしているのです。

パターはヘッド形状でそのパフォーマンスを判断されがちですが、実際のパターフィッティングでは、ヘッドの選択肢があるとともにプレーヤーのストロークタイプに適合するネックのバリエーションがあるかどうかが重要になってくるのです。

ヘッドの一貫性をカップインに繋げる!進化したアライメントデザイン

マレットモデル最大の特徴である高慣性モーメント化による直進性と卓越した一貫性を味方につけ、さらにカップイン率を向上させるために、NEW PHANTOMシリーズにはターゲットラインへ確実にセットアップできる独創的なアライメントデザインが採用されています。
「スリードット」、「デュアルライン」、「デュアルパーパス」、「アロー」のアライメントデザインをヘッドサイズに合わせて効果的に配置するだけでなく、ヘッドそのものの輪郭、段差をつけることで生み出されるライン、各部の配色(コントラスト)、さらにはネックの向き、傾きなどアドレス時に視認できるすべてをアライメントに繋がる要素と捉え、そのすべてがターゲットラインを指し示すようにデザインされているのです。

繊細なタッチを生み出すサウンドとフィール

カップインの確率を高めるために正確なセットアップと比類なき直進安定性を備えて誕生したNEW PHANTOMシリーズですが、パタークラブに求められる基本的なパフォーマンスについても、さらなるバージョンアップが加えられています。その大きな要素が繊細なタッチ(距離感・スピード)を生み出すサウンドとフィーリングです。

NEW PHANTOMシリーズではすべてのモデルで「デュアルミルド」フェーステクノロジーを採用。ディープミルのやわらかさとミッドミルの安定したボールの転がりを両立しています。また、より剛性を高めたソールプレートとマルチマテリアル構造による重量配分によってインパクト時の振動吸収率が10%向上。ブレードモデルのようなソリッドなフィールを提供することに成功しています。

プレーヤーとPHANTOMを繋ぐグリップにも大きな革新

NEW PHANTOM シリーズに新採用されたスコッティ・キャメロンパターオリジナルの「フルコンタクトパドルスタイルグリップ」は、ツアーで人気のBaby Tを基本にして開発がスタート。さらに楕円形デザインを強調することで手のひらとの密着性を高めるとともに、フロントのフラット面を際立たせることで、より正確にスクエアなセットアップをサポートします。

PGAツアーでブレードモデルと人気を二分するまでに拡大したPHANTOMシリーズへの信頼は、マレットモデルの強みであるセットアップのしやすさ、ストロークの安定性に、ブレードモデルに近い操作性やフィーリングを融合させた多様な選択肢を提供することによって生み出されています。

PHANTOM Xから「PHANTOM」として新たな歩みを始めた、スコッティ・キャメロンが贈るツアーマレットモデルの最高峰。ぜひ、店頭で構えて、打って、“明らかなる違い”をご体感ください。

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