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TEAM TITLEIST限定「SCOTTY CAMERON パター パフォーマンス体感イベント」 レポート

タイトリストではTEAM TITLEISTメンバー様向けに、様々なイベントを開催しています。その中から、2024年3月に行った「SCOTTY CAMERON パター パフォーマンス体感イベント」についてレポートいたします。

スコッティ・キャメロン パターはPGAツアー、JGTO(国内男子)ツアーで圧倒的な信頼を獲得しているツアーパターの代名詞となっていますが、今回のイベントでは、国内ツアーでプロサービスを担当している澤岩男(スコッティ・キャメロン パター スペシャリスト)が皆様の案内役を務めさせていただきました。

案内役:澤岩男(スコッティ・キャメロン パター スペシャリスト)
フィッティング スペシャリストがマンツーマンでサポートしつつ、様々なタイプのスコッティ・キャメロン パターを体験

ツアーで人気のキャメロンパターはブレード?それともマレット?

一回あたり4名〜5名の少人数制で行った今回のイベントは、マスタークラフトマンであるスコッティ・キャメロンのパターデザイン哲学の紹介や、プロツアーでのパタートレンドなどについてお話しする座学からスタートしました。

その中で澤からメンバーの皆さんに質問させていただいたのが「ツアーで人気のキャメロンパターはブレードなのか、それともマレットなのか?」ということです。このコラムをご覧の皆さんはいかがでしょうか? キャメロンパターといえばどちらが人気だと思いますか?

参加者の多くから「キャメロンといえばブレード!」という声が聞かれました

おそらく、ニューポートやニューポート2など「ブレードタイプの使用者が多い!」と考えた方が多かったのではないでしょうか? しかし、それは少し前までのイメージです。現在ではPGA・JGTOツアーともにブレードとマレットの使用者割合は1:1へと変化してきているのです。

マレット使用者が急増している背景について、澤は次のように説明します。

「ファントムに代表されるマレットモデルを選択するプレーヤーの多くが“ターゲット”に対して正確にセットアップでき、正しいストロークを繰り返し行うことができるパフォーマンスをパターに求めています。一般的には真っ直ぐにストローク出来たり、ミスヒットに寛容なイメージが強く持たれがちなマレットパターですが、ツアーレベルでは正確に構えられること、一貫した動きを再現性高く実現することができることが選択の理由になっているのです」

アライメントデザインがさらに際立つ、NEWファントム パター

「スコッティ・キャメロン パターの場合は、ベンドネックやセンターシャフトモデルであっても、完全なフェースバランス設計とはなっていません。これはパターにライ角度がつけられている限り、パターのストローク軌道はイン・トゥ・インのカーブ(弧)を描く、というスコッティ・キャメロンの持論があるからです。それはブレードでもマレットモデルでも同じ。モデル毎にカーブの大きさを決めるトウフローに違いはありますが、完全にストレート軌道をイメージして設計されたモデルはないのです」(澤)

デルマー(右)のようにトゥ先が下がるほど、トゥ・フローが大きくストロークのカーブが強くなる。NEW ファントム9(左)のようなハイMOIモデルでも完全なフェースバランスにはなっていないのがスコッティ・キャメロンパターの特徴

「ツアープレーヤーの間で最も難しいとされていることが、ターゲットに対して正確にセットアップをすることです。正しくフェースを目標に向けているつもりなのに出来ていないというケースがプロでも多いのです。このため、ファントム パターでは様々なアライメントデザインが試されてきました。その最新のツアーアライメントデザインがNEW ファントムに採用されています」(澤)

3ドット、ストレートラインなどのアライメントデザインだけでなく、ヘッド全体の形状や段差のライン、ネックの向きに至るまで、スクエアなセットアップを助ける機能が満載のNEW ファントム パター

ツアープレーヤーから学ぶパター選びのポイントは?

「普段愛用しているエースパターとは違うヘッドタイプのモデルを選んでみてください」。今回のセミナーでは澤からこんな提案がされました。例えば普段、ニューポート2などのブレード型を使用しているプレーヤーなら、マレットシリーズのNEW ファントムから自分に合うモデルを探してみましょう!ということになります。

「こうしたイベントでエースパターを探すというのも、もちろん大事なことですが気に入っているパターを長く使用するためにも、異なる性質のパターをもう一本持っておくということが実はとても効果的です。ツアープレーヤーの中にも、ブレードとマレットを併用しているケースは多く、毎週練習日にボールを転がしてみてどちらかに決めるということも珍しくありません。結果的に常に同じパターを使うことになったとしても、今週もこちらで行こう!と自分で決めることに大きな意味があるのです」(澤)

マレットのNEW ファントム パターと、ブレードのスーパーセレクト パターはともにデュアルミルドフェースを採用し、フィーリング(打感・打音)の差が生まれないよう工夫されています。その上で「グリップや重さを無理に揃える必要はないと思います。違う性質のモデルを2本使いすることで、互いのメリットがはっきりとし、その結果、パッティングの調子を一定に保っていくことが出来ると考えています」と、澤は説明しました。

フィーリングを一定に保つ、スコッティ・キャメロン パター独自のデュアルミルドフェース

最適なパターを見つけるためのキーポイント

ベストスコアを目指す上で大きなキーポイントとなるのがパッティングの成功確率です。今回は常に安定したストロークを実践するために。また、最適なパターモデルを選択する上でも重要になるポイントについて、澤から説明をさせていただきました。

「これはツアープレーヤーにも必ずお話ししていることですが、パターはなるべくソール全体を地面にぴったり付けるように構え、その上で様々なモデルを試していただきたいと思っています。自分自身ではピッタリとソールを付けているつもりでも、客観的にみればトウやヒールが浮いていまっているケースが多いのです。それによりパターの芯を外しやすくなってしまいます。スクエアに構えたつもりでもターゲットにボールが出て行かないのは、構え方が一定になっていないことも原因のひとつなのです」(澤)

ソールをピッタリとグリーンに付ける。これが一貫性を高める基準ともなる。

限定イベント続々!TEAM TITLEISTメンバー募集中

今回実施した「SCOTTY CAMERON パター パフォーマンス体感イベント」だけでなく、タイトリストでは「TEAM TITLEIST」メンバーだけにオファーする限定イベントを続々と実施していきます。ゴルフボール、ドライバー、ロングゲーム、アイアン、ウェッジなどのフィッティングイベントも随時開催していきますので、まだTEAM TITLEISTメンバーでない方はこの機会にご登録ください。またお知り合いのゴルフ仲間にもおススメください。また、随時イベントの告知を行ってまいりますので、ご応募をお待ちしております。

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