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Wedge Column Vol. 7:「アイアンよりも少しだけ重く、柔らかくがポイントです(ボブ・ボーケイ)」

ウェッジを愛用アイアンにコンビネーションする時に注意したいポイントを、ボブ・ボーケイに聞いてみました。今回はロフトの組み合わせではなく、気持ちよく、思い通りにウェッジをコントロールするためのシャフト選びについてアドバイスします。

【ボブ・ボーケイからのメッセージ】

基本的には、アイアンと同じシャフトをウェッジでも踏襲するのがいいでしょう。特に50°、52°のギャップウェッジまでの主にフルショットで使うロフト角までは、使用アイアンと同じシャフトがよいと考えています。

重さについてはアイアンと同じか、少しだけウェッジを重くすることもいいアイデアです(使用しているアイアン+20gまで)※1。ゆったりしたテンポを作りやすく、イメージしたウェッジショットを実践しやすくなります。アイアンよりもウェッジが軽くなってしまうセッティングはオススメしません。
※1 例:現在N.S.950シャフトのPWを使用されている場合は、シャフト重量98gになるため、ウェッジシャフトの重量は+20g(118g)までが目安となります。

また54°以上のロフト角になると、フルショットではなくコントロールショットが増えてきますので、基本的にはシャフト硬度をアイアンより1フレックス軟らかくすることをオススメしています。その方が切り返しのテンポを取りやすく、打ち急ぐことがなくなるからです。これはジャスティン・トーマスやジョーダン・スピースなど世界のトッププレーヤーも実践しているテクニックです。

とくに日本市場では60g台の軽量シャフトを装着したアイアンを使用するゴルファーが増えています。タイトリスト ボーケイ・デザイン フォージドウェッジでは、そうしたアイアンとのコンビネーションを図るため、定番のN.S.PRO 950GHスチール(日本シャフト社製)だけでなく、専用設計のTitleist Diamana VFカーボン(三菱ケミカル社製)を用意しています。VF60(63g)、VF50(54g)、VF40(46g)の3つの重量からご使用のアイアンに合わせた最適シャフトを選択してください。

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