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[STORY 3] GRIND & BOUNCE BASICS
ウェッジショット成功のための基礎知識

この記事では、ウェッジショットを成功させるために知っておくと便利な基礎知識を紹介します。

バウンスはエンジン

インパクトの直前に、ソールが地面に接触することでバウンス効果が発揮され、地中に深く潜る方向(入射角)で進んできたヘッドが振り抜く方向(目標方向)へと軌道を変えます。ウェッジが潜らずに前へ進むことでボールとフェースが正しくコンタクトし、イメージ通りの方向性と適正なバックスピンを生み出すことが可能になります。

ウェッジのソールに抵抗(バウンス)をつけることで、砂の軟らかいバンカーであってもヘッドが砂に潜り過ぎず、振り抜き方向に前進することが可能になります。この結果、ヘッドを減速させず、常に安定したインパクトスピードが得られるようになることから「バウンスはウェッジにとってエンジンのようなもの」と、ボブ・ボーケイは表現しています。バウンスはウェッジに欠かせない重要な機能なのです。

自分に合ったグラインド選択が重要

ボールを上げる、転がす。自分のスイングや、打ちたいアプローチショットに合わせてソールのグラインド(形状)タイプを選んでください。フェースを開くか開かないか、開き方の度合いによっても適したグラインドは異なります。プレースタイルにあったグラインドを選ぶことで、バウンスを効果的に活かせるようになり、アプローチでのミスを減らすことができます。
グラインドの選び方については次のストーリー以降に、詳しくご紹介します。

複数のウェッジが距離のバリエーションを生む

STORY 1でも触れた通り、1本のウェッジで様々な距離を打ち分けるよりも、心地よいフルショットで番手間飛距離を整えた方が成功の確率が高くなります。ボーケイウェッジが豊富なロフトバリエーションを展開する理由は、プレーヤーが複数のウェッジ(ロフト角)を組み合わせることで、ショートゲームにおける飛距離コントロールを容易にするためです。ボブ・ボーケイは、ピッチングウェッジの飛距離を基準に、10~15ヤードの飛距離ギャップでウェッジをコンビネーションすることを推奨しています。

バウンスに対する先入観と誤解

室内の床などでウェッジを構えるとリーディングエッジが浮いているように感じるかもしれませんが、ゴルフコースではボールが芝の上に乗っているため、クラブが沈み、バウンスが原因でトップしたりソールが跳ね上がったりする心配はありません。むしろバウンスがあることでヘッドは適正な高さを保ち、前方向へ進み、正しいインパクトを迎えられるようになるのです。

バウンスを味方につけるセットアップ

左写真は、高いバウンス効果が得られるアドレスです。右写真のようにシャフトが目標方向に傾くほどバウンス効果が低下します。

ウェッジのバウンス効果を味方につけて、アプローチショットを成功に導くためには“バウンスを活かす”アドレスで構えることが不可欠です。ポイントはアドレスで、シャフトを目標方向に傾け過ぎないこと。ボーケイ・デザイン ウェッジはシャフトを真っ直ぐに構えることで高いバウンス効果が得られるようにデザインされています。

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